プロダクトのご紹介

月 - Moon - とORB社製のCelestial force C4 MMCXケーブル4.4φとのセット商品

ORB社のケーブル入荷後の出荷となりますので、7営業日ほど出荷までにかかる場合がございます。

オーディオのプロ＆オーディオマニアが認めたハイクオリティな音質

オーディオ評論家野村ケンジさんのレビュー

実はイニシャルAブランドのファーストモデルになるはずだった「月 -MOON-」がいよいよ登場します。こちらに採用されている10mm口径のプラナードライバーは、ジェントルな音色傾向と音場的な広がりがスムーズな素性のよいキャラクターを持ち合わせていて、フルレンジドライバーとしても充分に活用できますが、BAドライバーの組み合わせによって更なるクオリティアップを果たしています。

まず、ヴォーカルは程よい距離感で、声がとても自然な印象です。宇多田ヒカルはちょっとだけ鼻にかかった甘やかな、安月名莉子は特徴的な歌い回しのよさがしっかりと伝わる伸びやかな歌を楽しませてくれます。米津玄師も僅かにハスキーな、落ち着きある歌声を聴かせてくれます。

いっぽう、帯域バランスはフラット志向ながら、低域がローエンドまでしっかり伸び、かつ量感も充分に確保されているので、Jポップ系を聴いても迫力が損なわれることはありません。なかなか絶妙なバランスに纏まったと思います。

もうひとつ、「月 -MOON-」ならではの特徴といえるのが、プレーヤーやアンプの特徴がストレートに反映されることです。付属品レベルのDACケーブルでも小気味よく清々しいサウンドを奏でてくれますが、SNのよいプレーヤーや駆動力のあるアンプと組み合わせることで豹変し、活き活きとした、それでいて繊細なニュアンス表現がしっかり伝わる、魅力的なサウンドを聴かせてくれるようになります。懐の深い実力の持ち主、といえばいいのでしょうか。幅広い製品で楽しむことができる製品だと思います。とはいえ、AK「SP3000」やLUXURY & PRECISION「P6Pro」との組み合わせは格別なので、皆さんもチャンスがあったらぜひ聴いてみてください。

ケーブルは、製品としては付属している銀コート線にてトータルバランスをとっているものの、市販品で自分好みの音を作り上げていくのも楽しいと思います。是非、いろいろと試してみてください。いっぽう、イヤーチップは付属するADV.の楕円タイプ「Eartune Fidelity U」は相性抜群ですが、水月雨（MOONDROP）の「清泉 -Spring Tips」やAZLAの「SednaEarfit MAX」あたりもオススメです。是非、こちらもチャレンジしてみてください。

最後に。「月 -MOON-」の音については、発売が遅れてしまうくらい色々と口出しさせていただきました。結果として、人によっては大いに気に入ってもらえるだろう（もちろん好みに合わない人も少なからずいると思います）、いい意味で既存のイヤホンとは一線を画す外観とサウンドを持つ製品に仕上がってくれたと思います。機会があったら体験してみてください。

うらやすくまさんのレビュー

Astell＆Kern AK240(シングルエンド接続)で試聴しました。 簡単にいうと「フラットバランスな寒色美音系」イヤホン。 音場は広いという訳ではありませんが、程よく頭の周りに配置されているので、音が重ならず見通しが良いです。 中高音は無理なくスッと高音まで伸び、低音はプラナー特有の音圧が抑えられた低音ですが十分出てており、全体的にサラっとした音の粒が細かいと感じる音質でした。

また、リケーブルが可能とのことで、4.4mmバランスケーブルによる接続で、プレーヤーも据置型DAPに変えて試聴しました。DAPを交換した事により音質差はもちろんありますが、ポータブル→据置機に変わっても音バランスは変わりませんでした。という事は、能率がそれほど低いというわけでもなく、自分が聴きたい音量が取れる再生機器であれば問題なくこのイヤホンを堪能できるのではないかと思います。

※上記レビュー内にて記載の一部アーティストおよびブランド名や企業名は本プロジェクトとはまったく関係ございません。個人の感想によるオススメや見解ですので予めご了承ください。

・平面駆動ドライバーとは？

平面駆動ドライバーは、超低歪みで広い周波数応答範囲にわたって高度にクリアな音を提供することが可能です。また、出力に一時的なエラーがほとんどまたはまったくない、非常に高速な応答時間を提供するハイエンドなドライバーです。そのため非常に高価格なイヤホンでしたが、近年技術革新がありお手頃な価格帯でも販売されるようになりました。本製品はその中でもハイブリッド構成で平面駆動ドライバーを採用しており、大変高コスパなイヤホンとなっております。

・平面駆動ドライバーのハイブリッド構成のメリット

平面駆動ドライバーのメリットは、幅広い周波数帯域での歪みが非常に小さいことです。 クリアなボーカルで超クリーンな自然なサウンドレスポンスを体験できます。これは言い換えると、よりアーティストが伝えたい音を忠実に伝えようとするドライバーユニットと言えます。本製品は、平面駆動ドライバーにクロスオーバーチューニングでバランスドアーマチュアドライバーを搭載させることにより、より幅広い帯域に精細さが加わったサウンドを実現しました。

・商品名「月 -moon-」の由来は、３つあります。

①歪みが少なく幅広い音の帯域でまるで「月」へも轟くような音質
　「月にかかる虹、ムーンボウ（月虹）のような多彩な音」
②月へ行くロケットの素材にも使われているチタン合金のハウジング 　
③＃オトモノの1番最初に入会したメンバー「moons」さんからいただいた「月」

今後もメンバーの名前やゆかりのある事柄から商品名や型番を決めていきたいと思っています。

商品内容

パッケージ内容：イヤホン本体、3.5mmジャック - MMCXケーブル（1.4m）、イヤーピース：ADV. Eartune Fidelity U×4サイズ＋シリコンイヤーピース×３サイズ、専用ポーチ

付属イヤーピースのADV. Eartune Fidelity Uについて

耳にフィットしないイヤーピースではせっかくの高音質なイヤホンの性能が発揮されない上に、耳も痛くなってしまいます。なので楕円型のイヤーピースを今回ADV.の社長にお願いしてイヤピースを付属させていただくことができました。３つセットで2,970円で販売されているイヤーピースがサイズ違いですが４つ付属しておりますので、この機会にどのサイズがご自身に合うのかお試しください。

人間の耳の穴は正円ではないので、楕円形のイヤーピースがよりフィットして耳に負担をかけないというエルゴノミックデザインのイヤーピースなんです。イヤーピースを変えることでの音質の変化などもお楽しみください。

※チタン部分のPVD加工は１つ１つ仕上がりが若干異なりますので予めご了承ください。